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その施策で大丈夫?インバウンド・マーケティング検証の友

 

インバウンド・マーケティングにおいてもPDCAサイクルは必須です。
収集した数値、得られた結果をただのデータのかたまりとしてしまわないように、適切な指標の設定とデータの見方について考慮しなければなりません。

本記事ではインバウンド・マーケティングにおける効果測定に触れたのち、マーケティングの業務フロー検証に有用なチェックリストをご紹介します。

効果を測定する

どのような施策においても、マーケティング担当者は設定した目標に立ち返り、指標の達成度を検討する必要があります。
リードの総数から、インバウンドが寄与した獲得数を割り出し、さらにメディア別のコンバージョン率も検証するのです。
効果を得られたもの、得られなかったものについてそれぞれ検討し、次のアクションに向けて改善を施しましょう。

以下は、考えられる具体的指標です。

ウェブサイトのトラフィック

アクセス流入数を検証します。
単に数の増加のみならず、リードと収益の伸びとがどのように相関するかを判断します。
ユニークユーザー数や、ソーシャルメディアからの流入かオーガニック検索からの流入かなど、検証に役立つデータは全て活用します。

ソーシャルエンゲージメント

ソーシャルメディアがユーザーを取り込めているかを図ります。
重要なのはメディアの購読者数ではなく、ユーザーの利用度合いです。
ユーザーが実際にシェアしたコンテンツ、コメントしたコンテンツ、フォーム入力までたどり着いたコンテンツなどを検証しましょう。

メディア別のリード獲得数、収益率

リード、あるいは収益をどの程度獲得したか、メディア別に検証します。

マーケティングにおける最終チェックリスト

これまでに取り上げたインバウンド・マーケティング及びマーケティングオートメーションのおさえるべき施策をまとめたチェックリストを記載します。
施策の準備を整える、または施策の過不足をチェックするのに活用しましょう。

また、参考として、オンラインにおけるアウトバウンドの施策を付記します。
アウトバウンドとインバウンドのシナジーを生み、マーケティングを武器にしましょう。

インバウンド

コンテンツマーケティング:ユーザーを惹きつけるコンテンツを作成し、ファネルに沿ってリードを誘導します。

SEO:自社メディアにおける検索エンジンからの評価を高め、アクセス数の増加を狙います。

ブログ:ブランドイメージの構築と継続的な購読者を確保するのにブログ投稿は役立ちます。

ソーシャルメディア:LinkedIn、Twitter、Facebookなどのサイトは、将来的な顧客を発掘し、コンテンツの多様性を広げます。

フォーラムやオンラインコミュニティ:コアなファンを確保しましょう。鮮度の高いユーザーの声を聞くことができます。

電子資料:自社について、あるいはユーザーが抱える問題について理解を助けるような形式が効果を発揮します。

ビジュアルコンテンツ:テキストベースのコンテンツより手軽に消費できるビジュアルコンテンツは、ユーザーに好まれる傾向にあります。

 

マーケティングオートメーション

パーソナライゼーション:パーソナライゼーションツールを使用してバイヤーにマッチングしたソリューションを用意します。

リード育成:見込み顧客の購入意欲を見定めて、しかるべきタイミングでパイプラインへとつなげます。

リードスコアリング:リードの関心の程度を数値化し、進捗管理とともに次の一手への参考データとします。

アウトバウンド

バナーとディスプレイ:ウェブサイトに表示される広告はアクセス流入をサポートします。

オンラインイベント:オンラインで展開する見本市、イベントは潜在的顧客と接触するチャンスになります。

Webセミナー:ウェブ上でプレゼンテーションまたはワークショップを発表し、顧客の関心を高めます。

ニュースレターとメール:まだ見ぬターゲット層にコンテンツを届けることができます。

コンテンツシンジケーション:複数メディアの協力体制により、コンテンツ披露の場を拡張します。

さいごに

インバウンド・マーケティングは、顧客との信頼を築き上げ、パイプラインへと結ぶ戦略的手法です。

高度情報化社会において、顧客の情報収集サイクルは格段に早く回るようになりました。
そのような状況で、企業は自社のソリューションについて自己像を把握したうえで、顧客に深い印象を与えなければなりません。
顧客は早い段階でブランドに対するイメージを形成し始めます。
インバウンド戦略は、ニーズの合致した顧客に正しいメッセージを送り、双方の理解と信頼を築き上げたうえでビジネスを進めるための手法なのです。

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